カラワン年譜&アルバム紹介


(前列) ウィラサック スラチャイ トンクラン モンコン

1974年 「カラワン」バンド結成。タイで民主化運動盛り上がる。

1975年 『コン・カップ・クワーイ(人と水牛)』

1976年 『アメリカン・アンタラーイ(危険なアメリカ人)』
10月6日 軍事クーデターにより虐殺事件起こる。民主化運動の弾圧が始まり、カラワンはじめ多くの活動家・学生たちが森に逃げ、ゲリラとなる。

1982年 2月 モンコン、日本の高橋悠治らの水牛楽団の招きで初来日。
5月 カラワンの残りのメンバー全員が森より戻る。
『コンサート・フォー・ユニセフ』森から帰還後初めてのライブを収録。
『バンナー・サトゥアン(悲嘆のふるさと)』

1983年 『コンティー・レック(鍛冶屋)』 水牛楽団の招きで4人の「カラワン」初来日。

1984年 『ドゥアンペン(満月)』『カラワン・ライブ』

1984年10月14日 10周年記念コンサートのライブ盤

1985年 『カラワン1985』豊田勇造・友部正人らカラワンとタイ全国をサンティパープ(平和)ツアーで回る。

1986年 『クン・ラン(巣に帰る)』 カラワンライブ・オンエアー。12周年記念にFM放送で行われたライブ放送を収録。 『コン・クライ・バーン(故郷を遠く離れて)』 豊田勇造と友部正人、カラワンを招いて日本ツアー。

1987年 『US.J.PAN ユーエス・ジャパン』ビレッジプレスと豊田勇造音楽事務所の企画による「Big Vibration from Thailand」でカラワン日本ツアー。この後も毎年のように来日コンサート。

1988年 『ライブイン・ジャパン タクタク』京都・磔磔でのライブ盤

1989年 『アーノン』現役カラワン13枚目最後のアルバム。10月カラワン「15周年コンサート」を行い、解散。スラチャイとモンコンはソロとして音楽活動を続ける。『カラワン15周年コンサート』解散コンサートのライブアルバム。

1994年 『カラワン20周年コンサート』20周年記念コンサートのライブ盤。『ジャム・イン・ジャパン1994』東京・江古田でのライブ盤。

1999年 『カラワン25周年コンサート』

2004年 「Big Vibration from Thailand」カラワン30周年日本ツアー。10月30日東京より始まる。神奈川・松本・出雲・広島・大阪・京都の各地で公演。


<カラワンの歌詞>『カラワンソングブック』

(森下ヒバリ編・ビレッジプレス刊)より承諾を受けて転載。

<目次>
「30周年を迎えたカラワン」豊田勇造/スラチャイ自筆「STOP THE WAR」/人と水牛/雨を待つ稲/黄色い鳥/待ってくれ/サムロー/失業者/恵みの雨/悲嘆のふるさと/新年に会いましょう/望郷(満月)/帰巣への旅/巣に帰る/田んぼを離れた稲/カラワン/瞳に近く現実には遠く/ヒロシマ/夕暮れ/平和/インドシナ/アーノン/ピンの歌/かっこう/STOP THE WAR/太陽と月/30年の足跡/「カラワンの誕生から30年 ウィラサック・スントンシーへのインタビュー」小野崎忠士/カラワン・アルバム紹介/「終わりのない旅」森下ヒバリ
・カバー絵(畦地あつ)・装幀(畑佐実)

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「カラワン」

作詞・作曲 スラチャイ・チャンティマトン

朝の光りが森にさして  すべての草木たちをやさしく暖める
おいできょうだいたち  眠っている仲間たちよ目を覚ませ
カラワンの歌声で  カラワン カラワン
地を這うような隊列は行く
機械化の時代  貧民の荷牛車の隊列は
両の足をふみしめ青空の下を進む
神々の眠る時代に  焚き火が燃え上がる明かりの下でうまれた
プラスチックバンドに  アメリカや日本の製品に浮かれ
まやかしの海をぐるぐると泳いだ
貧民たちは立ち上がって闘う  父よ 母よ きょうだいたちよ
すさんだ心で互いに殺し合うのはよそう  カラワンの歌声を聴いておくれ
カラワン カラワン
薄汚れたつぎはぎのズボン  腰を下ろしてAコードでギターを弾こう
傾いた竹のおんぼろ小屋で  履きふるしの靴一足きり
故郷クラーの谷川は乾き  年寄りがいるばかり
望郷の思いは募る
たとえ雨が燃え 火が消えても  きしむ荷牛車の音が消えることはない
野宿を重ねる長い旅路 ずらりと並んで
男も女も並んで行こう  こころをひとつに ともに行こう
荷牛車の車輪は後戻りしない
クラー クラー 空には雨滴なく 地表にあるのは乾いた砂のみ
伝い落ちる涙 血と化して大地を慰める

「夕暮れ カムロン」

作詞・作曲 スラチャイ・チャンティマトン

日が暮れるよ  日が暮れるよ
夾竹桃がトウダイグサに向けて枝を両手のように広げている
そよ風の渡る音  風は竹の葉をそっとなで
蝉の鳴き声は調べを奏でる
こころと身体のありったけをそそぎ
鍬を手に力を尽くし森を開いて
仰ぎ見る青空を広げてきた
野良仕事でいのちを養う
家の中ではちいさな子供たちが騒ぎ
庭ではカッテーがうごめく気配がする
風が通りすぎそよぐ涼しさよ
長い歳月、手巻き煙草を吸い続け
気が付けばたくさんの子どもや孫に囲まれている
夕べの涼しさを楽しみながらちょっと一服
日が暮れるよ  日が暮れるよ
陽は森に隠れ見えなくなってしまった
この貧しいわが家のように
わたしの齢も夕暮れ時のように傾いていく
この先いったいどうなるのやら
日が暮れるよ  日が暮れるよ

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